GIMPで写真を水彩画風に簡単にアレンジする方法
イラスト風に変換した写真を使用します。
dohjou.hateblo.jp
準備物
以下を使用するものです。必要に応じダウンロードしてください
- 紙テクスチャ
12 Paper Textures | GraphicBurger
このうち、今回は「paper_texture_09」を使用しています。
- ブラシツール1
- ブラシツール2
Ultimate splatter brushes two by Screamotizer on DeviantArt
ブラシは両方ともダウンロードしたら、abrの拡張子がついたものを以下に移動させておいてください。
「C:\Users\ユーザー名\.gimp-2.8\brushes」
新しい画像を作成して、写真を挿入
今回は、1000x750pxのキャンバスサイズを想定しています。別にGIMPで開いた写真の大きさを800pxの横幅に調整します。写真レイヤーを、先ほど作成した新しい画像ファイルにドラッグします。
紙のテクスチャを加える
同様にダウンロードした紙テクスチャも別にGIMPで開き、大きさを800pxの横幅に調整します。
このレイヤーを、先ほど作成した新しい画像ファイルにドラッグします。元画像を複製し、さらに、先ほどの紙テクスチャレイヤーを一番上に移動させ、[モード]を「乗算」にします。こんな感じになっていると思います。この時点で元画像は非表示にしておいてください。
写真のレイヤーマスクを準備する
写真の複製レイヤーを右クリックし、[レイヤーマスクの追加]を選択する。[レイヤーのアルファチャンネルの作成]と[マスク反転]をクリックする。写真全体にマスクがかかり見えなくなります。
また、写真レイヤーの横に黒い画像が出ていると思いますが、それをクリックしてください。
写真レイヤーを浮き出させる
[ブラシツール]を選択し、[描画色]を白にします。ダウンロードしたブラシ1のうち、[009]を主体にして、[不透明度30%]前後で、濃淡が出るよう重ね塗りをして、写真を浮き出させます。
[サイズは100~400]あたりで変えて調整してください。浮き出した状態です。
写真の周囲を縁取る
写真レイヤーの上下に新規レイヤーを作成します。まずは、上に作成したレイヤーを選択して、[ブラシツール]で明るい色を選択し、[不透明度を10]程度にして、写真の周囲を数か所塗ります。
下に作成したレイヤーを選択して、今度は[ブラシツール]で写真の部分の色を抽出しながら、数か所ずつ筆のかたちが見えるように色をおいていきます。この時に、ブラシの種類を数種類、反転させたり、不透明度を調整させたりして見え方を調整します。
色の抽出には[スポイト]機能を使用します。写真レイヤーを選択して、抽出したい色のところでクリックしてください。
絵の具のハネを追加
新規レイヤーを一番上に作成します。ダウンロードしたブラシのうち、[007]を中心に、白などで[不透明度80%]程度でアクセントとして散らします。また、[不透明度]をさらに下げて、色を変えて加えます。
画像結合して色調補正
必要に応じて、[トーンカーブ]等で仕上げをします。