高校生の読書
自分に負けた。
以下、私の高校生の頃の読書記録の一部。
本棚の整理中に1枚のメモが本から出てきたのだ。
- 中学生の教科書 死を想え 島田雅彦
- 父の詫び状 向田邦子
- 時の装飾法 中沢けい
- ハプスブルク家の人々 新人物往来社
- イカロスの失墜 菊池良生
- ゴリオ爺さん バルザック
- 幽霊指揮者 赤川次郎
- 大いなる遺産 ディケンズ
- パルムの僧院 スタンダール
- 悪魔の起源 エレーヌ・ペイゲルス
- 天体の音楽 渡辺直樹
- 放浪の天才数学者エルデシュ ポール・ホフマン
- ベートーヴェン第五交響曲の分析 ハインリヒ・シェンカー
- 西行 小林秀雄
この剛柔とりまぜた多岐にわたるラインナップとジャンルの多彩さ。
赤川次郎ときた後にパルムの僧院が入っているのがまた渋い…。
ものすごくいいセンスとチョイスをしている。
これが高校生の知性というものか…
本棚はその人の名刺代わり。
友人の家に行って、これが本棚に並んでいるのをみたら、嫉妬するのと同時にひどく焦っただろう。
なのに今となっては読まない、いやもう読めない…。
読むには時間とそれを捻出する苦労が必要で、その点ではとても不自由になったな、と感じた休日の1日。